★共依存とは
共依存とは、元々アルコール依存者の回復過程で上手く行かなかったケースの内、アルコールへの依存を助長する存在が周りに多く見られ、依存者とそれを助長する人との関係を指して言われた事が始まりです。これは、アルコール依存者をケアする人間の、献身的な言動がアルコール依存者に甘えを持たせてしまうためです。
現在では、アルコール依存に限らず、ギャンブル依存、恋愛依存、買物依存、インターネット依存、性依存、薬物依存、対人依存など、様々な依存に関して、それを助長してしまう関係を共依存と表しています。
また、単に「自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存し、その人間関係に囚われている状態」にあることを指す場合もありますので、依存症に限ったことではなくなってきています。
依存を問題視した時に、依存者自身の性格や気質がクローズアップされますが、もう一つ重大な問題が共依存者の存在となります。共依存者は相手のためを思うがあまり、献身的に世話をしたり、助けたりします。その中で、依存を容認してしまうような行為が見られる場合があります。
少しぐらいならと既存物を許してしまったりすると、依存から抜ける効果が薄まってしまいます。
また、人間関係に依存する共依存は、本人たちが愛情や人情と混同していることが多く問題の原因を見えにくくしている事もあります。
また、本人たちが全く意識することなく共依存の関係性になっている事もあります。
依存の存在に気付かなかったり、相手の全てを無条件で受け入れたり、自分が傷つくのが当たり前になっている方は注意が必要です。
共依存は、本人同志では当たり前で特別問題になっていないケースが多くあり、放置していると
後戻りできない状態になってしまう事が多くあります。
共依存は本人が気付きにくく、早期の対処が難しいのも特徴です。
共依存にも度合いや種類があります。
共依存関係の立場や状況などによって、下記のようなタイプがありますので
ご自分の状況をチェックしてみてください。
○自分を愛する事が出来ず、相手に愛されることで存在意義を感じる
○相手に自分の気持ちを上手く伝えられず、行動で気持ちを伝えようとする
○相手の世話を優先して自分を犠牲にする
○相手の行動や考え方、状況や結果を変えようとコントロールする
○相手に頼らないと生きていけず、悪い部分を強く言えない
○主観が強く、関係性を客観的に見ることが出来ない
○相手の感情を強く自分に投影する
○物事を極端にとらえ、決め付けで判断する
○過去の間違いから学べず、共依存関係を繰り返す
○愛情と依存を取り違える
○相手に問題があるのは自分が悪いからだと思い込む
○自分の人生に希望が持てず、人との関係性だけが人生の生きがいになっている
これらは、共依存者同士は気が付かず、関係性が深まっていくと、ますますつらい感情になり、
更に共依存から抜け出せない状態になっていきます。
共依存の関係は家庭内暴力やDVに発展する事もあります。
依存者が依存物を欲するあまり、暴力を振るってもそれを手に入れようとするケースで、共依存者がそれを許してしまったり受け入れてしまうことがあります。
家族間で自分以外に対する暴力を見てみぬフリをする場合等もあります。
特にDVの場合は、暴力があった後に相手が手のひらを返したように謝ってくる態度に戸惑いながらも許してしまうため、いつまでも悪い状況から抜けられないというケースが多く注意が必要です。
最近では、親子間の共依存も注目されています。
少子化に伴ない、親から子への愛情の注がれ方が共依存的なものになっているケースが増えているからです。老々介護の方たちがお互い共依存的な関係で悩んでおられる事も社会問題化されてきています。
★共依存になりやすい性格
共依存の傾向を持っている方は、共依存になりやすい環境を作りやすく、相手もそのような性格に引き付けられるというケースが多くあります。
また、相手が変わっても共依存の関係性を繰り返す傾向にあります。
下記に、共依存になりやすい性格をあげます。
○自尊心・自己愛が少ない性格
○自己開示が上手く出来ない性格
○自己犠牲心が強い性格
○主観的な性格
○他者とのパウンダリー(境界線)が分からない性格
○感情的な性格
○現実逃避をする性格
○世話をするのが好きな性格
共依存には、お互いに何が正しいのかの判断や、客観的な視点が必要になります。
そして、共依存になりやすい性格は、全てが悪い訳ではないので性格を変化させることによって関係性を改善する事も可能です。
共依存の悩み苦しみを解決する為のカウンセリングの流れ |
(1)貴方様の共依存症的な悩みの改善、解決のための、カウンセリングをお引き受けすることになった場合、まず1~9の心の現象が起きることに関係があると思われる、あらゆる事を丁寧にお聞きします。
原因と結果を知るためです。
貴方様に悩み苦しみの原因である、
以上3つの方法でほとんど100%近く貴方が悩んでおられるすべての現象が起きる、「本当の原因」を掴むことができます。
原因がつかめたら貴方様と一緒に共依存症から生じるマイナスの思いを感じにくくする心理療法や貴方の性格を変える心理療法や日常のストレスへの対処方法など具体的なプランを数案作成し最も貴方ができそう、やってみたい案を選択していただきにサポートさせていただきます。
共依存の克服方法
共依存の関係性というものは、性格が大きく影響しているので、簡単に改善されないのが特徴です。
□ 共依存であることに気が付く
□ 共依存の原因になっている性格を修正する
□ 共依存になっている関係性を改善する
□ 同じことを繰り返さないように状況を冷静に判断する
□ 今後の可能性を悲観しない
(2)この段階でお母様と違う生き方のプラン作りにとりかかります。
貴方様の今後の人生設計をするのです。
もちろんお母様のこれからの人生設計も併せて進める必要があります。
お母様は長く社会から離れた生活をされていますから、とても不安心や依存心が強くなっておられる可能性があります。
それと社会でご自分が娘さんを離れたところから眺めながら安心して暮らせる方法が分かりになって
いない可能性が強いのでとにかく分かりやすく、安心できるプランの作成と説明が必要です。
そのやり方や人生設計のプランの作成もすべてカウンセラーがサポートさせていただきます。
必ず貴方様もお母様もお幸せになれると信じます。
以上のような課程を経て今回の問題をクリアーされましたら、貴方様にこれから新たなストレスが
発生してもご自分で改善解決できるようになります。
当相談ルームでは直接又は電話(スカイプ)にてカウンセリング、ご相談をお受けしますので、お気軽にご予約、お問い合わせください。
私たち相談ルーム「あおぞら」のモットーです。
必ず貴方様のご期待にお答えできると信じます。
少し難しそうに感じましたか?
私たちの相談ルームでは最初来られた方がどんなに辛そうな、悲しそうな、あるいは心配そうな
表情でお越しになっても、カウンセリングが終わってお帰りになる時、
「ほとんどの方が」「驚くほど笑顔で希望に満ちた表情に変わられ、足取りも軽くお帰りになられます。
とても有意義で心が幸せに楽しくなる、相談ルームです。ご心配はいりません。
安心してご連絡ください。
現在、みなさまへの「感謝のキャンペーン」中でカウンセリング料も特別割引料金でお手軽料金になっています。
「悩み、改善、解決完治を目指す」 人生相談&カウンセリング
あおぞら
電話 080-3397-2297