専門性評価★★★★★ 実践度評価★★★★★ 改善度評価★★★★★

45歳 男性 就活中 家族は妻と子供2人(中3・中1年女の子)

分類:就職・求職活動

「何回履歴書を送っても面接の回答なし」「何回面接を受けても、不採用」 最悪だ!!

大学の工学部を出て、造船会社に就職した。20年前は造船業界も景気はまぁまぁで、ボーナスも一般の上場会社並みに出ていた。しかし韓国や中国、インドなど発展途上国が自国の製鉄所と連携し、受注価格を大幅に下げ、日本の造船会社は急激に収益力を低下させ、リストラの嵐がふいた。設計部門にいたが社員の30%がリストラにあい、自分も退職を余儀なくされた。当初は会社が次の転職先を斡旋紹介してくれたが、10ケ月過ぎても採用が決まらない為、斡旋紹介は打ち切られてしまった。失業保険の期間もまもなく切れ、いよいよ預金の取り崩しをする必要が出てきたので、妻が大変心配し私に今後の事の相談を持ちかけるたびに、毎日のように夫婦喧嘩になってしまうようになった。結婚当初、穏やかだったはずの自分が毎日イライラして妻に当たってしまい、妻も私の就職のことより、うつ症状にとても心を痛めていました。何が悪いのか、自分のどんなところに問題があるのか全く分らない、自分に自信がなくなり、夜も眠れず、落ち込んで部屋から出たくないような心境になってきた。このままではダメだ、こども達も受験期を控えこれから急激に出費も増える、妻1人のパート収入だけではとてもやっていけない。相談できる人がおらず、インターネットで人生相談を検索したところ、多くの中から「あおぞら」さんが何か、親しみやすく、誠実な感じがしたので早速電話をしてみた。たまたま電話に出られたカウンセラーの方が以前キャリアコンサルタントとして、多くの人の転職のサポートをして、かなりの成果を上げていたと実例も交え話していただき、早速面談の予約をした。前の会社を退職してから、今日までの自分の感情や思い、怒りや、不安行動、そして最近の不眠やうつ症状のことまで、洗いざらいお話をした。カウンセラーの方は質問をしながらシートに私の話の全てを要約しながら書き込まれていた。質問が終わりシートに書かれた私の現況を再確認しながら感想をのべられた。『大変でしたねー、でも必ず良い結果に繋げましょう』『貴方の現況説明をお聞きして話し方、話の要点を上手にまとめた構成力、誠実な態度』『素晴らしいじゃありませんか』『大丈夫!一緒に頑張りましょう」「現段階でただ一つ言える事は本当の自分の思いいれや持ち味を十分考えた上での、応募先の選択をせずに就職活動をしてこられたと言うことだけは、はっきりいえることですね」と断言された。久々に自分に対する嬉しい評価と厳しい診断を聞き、前向きな話に感激して思わず涙がこぼれてしまった。一息いれ『それでは早速貴方の現在の全てを知る為の作業に入りましょう』と言われ、現在発現の気質のチエックさらに、現在の総合的な人間力を測る13項目にわたるのチエックシートに取り組んだ。「考えず直感で、思いのまま記入して下さい」と言われ、自分は何がしたいのか、自分の力が発揮できるのは何か、考えず直感でという、言葉に従い処理していった。「それでは休憩に入りましょう、丁度お昼ですから食事休憩に行って来て下さい。午後1時から発現気質と総合アセスメントの分析結果についてお話しましょう』何か恐いような、期待できそうな複雑な気持で相談室を出た。休憩を終え相談室に入ると、カウンセラーの方は席につかれていて、テーブルに「00様、現在発現気質及び現在発現人間力測定分析書」と書かれた書類が置いてあった。その書類を一緒に見ながら説明を受けた。全部で6つある気質の中で特出しているのが『粘着気質、別名、せわやき気質とも言います。もう一つ特出しているのが、不安気質、別名ピリピリ気質です』この二つの気質が現在発現しているということは、この発現気質分析表を見てください。穏やかで世話好きの面を持ちますが、神経質で心配性の。ところがあります。思い込みや妄想から恐怖感が視野をせばめて怒りを強めてしまうと、筋の通らない相手との闘争を助長してしまう可能性があります。自分の信頼できる人と揺るぎ無い、関係を築き、その方にネガティブな感情を吐露しながら思い込みをとることが出来ると、元々責任感が強いので計画的な仕事が出来るでしょう』あまりにも現在の自分の心境に合致しているので、驚いてしまいました。筋の通らない相手とは妻のことであり自分が最も信頼できるのも妻である。「次に人間力チェックですが、自己否定感と自己解離度が高い、ということは長い就活で心が傷つき、今自分に自信を失ってしまっています。現在うつ的な症状が出ているのは心的外傷後症候群度が高いので何か過去のトラウマが影響していると思います。幸い自己価値観と問題解決型行動特性が高いので解決案や今後の方向性が明確になれば必ず立ち直れると、確信します』カウンセラーさんの冷静でしかし情熱的な説明でなんだか、心から力が湧き出てくる思いでした。幼児時代心身とも大変傷ついたトラウマ的出来事は、心傷風景連想法という手法で解決することが出来ました。本日はこれまでにして次回はいよいよこれからの行動目標作りに入ります。一応解決の為のたたき台は当方で作りますが、これからは貴方様と私との「共同スーパーチーム」で確実に実行、実践できる大目標とそれに基ずく小目標作りに取り組みます。久ぶりに大きな仕事に取り組む前の武者ぶるいのような心の高鳴りを感じ家路につきました。1週間後「あおぞら』さんを妻と一緒に訪れ、早速不安気質の改善について、不安に思っていることを自分ひとりでしまいこまず、必ず妻に率直に話すことにし、妻も了承してくれた。いよいよ求職先の選択についてカウンセラーさんが指摘したのは、子供の頃、身障者だったお兄さんに可愛がってもらい、学生時代もボランテイアでお兄さんの暮らす福祉施設で身障者の方達が使う機器の修理や制作をしていて、とても楽しく充実感を感じていたと言われましたね。これから日本は大変な高齢化社会を迎えます、又身障者の問題も最近やっと国も本腰を挙げてきました。どうですか?奥様はどう思われますか?そうですね確かに主人はお兄さんが大好きでお兄さんが亡くなった時、ショックで2~3日寝込んでしまいました。今でも自分で修理した車椅子や歩行器、自分で作ったイスやリハビリ用の道具の写真を大切に保管しているようです。自分が20年間造船会社で培った設計の技術、船の構造力学、造船で使う材料の専門知識を全て活かせるかも知れない。いや活かすべきだ。どうしてこのことに気付かなかったのでしょう。私の心は決まりました。福祉用具のメーカーです。カウンセラーさんは言いました『私が金融危機の頃、キャリアコンサルタントをしている時、多くの求職者が大変困っていました。ほとんどの求職者が自分の直接経験した仕事を中心に応募先を探していました。私は自分が何をしたいのか、どんな事をしている時が最も嬉しいのかで、応募業界を探しましょう。視点を変えてから次々転職を成功させていきました。今企業は未来の可能性のある人を真剣に捜しています。自分が本当にやりたい仕事をさせてくれる会社への思いを精一杯履歴書、職務経歴書に書くのです。面接の時もその思いを面接官に情熱的に伝えるのです。

妻も私も喜びで胸が一杯になりました。明日から早速自分がやりたい仕事にこちらから電話をしてみよう。たとえ社員募集していなくても。その時「カウンセラーの方が私の手を握り、実は私もそのような方法でこの会社に応募し採用されたのです」

「あおぞら」さんをたずねてから3ケ月、日本で現在最も可能性を秘めた企業として著名な福祉機器メーカーの商品開発部で働いています。社長さんに直接面接していただき、即決採用していただきました。毎日が楽しくて仕方がありません。給料は造船会社時代の70%くらいですが、妻に「申し訳ない」と言ったら貴方は結婚した頃よりもっと元気で若々しいから、全然気にしないで。私もパートで働けば十分やっていけるんだから」「あおぞら」さんありがとうございました。やっぱり私の選択は間違っていなかった。あおぞらさんを選んだ事に心から乾杯です。

「希望への道」あおぞら
「希望への道」あおぞら

 

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